Main content

うっせえわ

うっせえわ <br />
(【尾灯】イラスト) RICOH Quarterly HeadLine Vol.32 2021 Summer
<br />
<br />
 歌手Adoさん(18)が年長世代に不平不満をぶつけまくる「うっせえわ」(作詞・作曲syudou) が大ヒット中。YouTube再生回数は1.5億を超え、もはや社会現象である。職場で「優等生」として振る舞う若者が、心の中では上司・先輩に怒りの炎を燃やす―。筆者の世代がまさに「うっせえわ」の標的だが、不思議なほど嫌な感じがしない。それどころか、簡潔で鋭敏な歌詞とアップテンポなメロディーが実に心地よい。普段は洋楽(クラシックロック)にしか聴く耳を持たないのに、この曲だけは何度も聴き返している。邦楽でこんなカッコイイ曲に出会えるとは、コロナ禍という干天の慈雨。職場だけでなく、政官財に批判の集中砲火を浴びせる作品を創ってほしいな。叫びたいのはオッサンも同じなんだよ。でもこんなウザイこと書くから、「うっせえわ」の標的になるわけだ。(N)
<br />

うっせえわ
(【尾灯】イラスト) RICOH Quarterly HeadLine Vol.32 2021 Summer

 歌手Adoさん(18)が年長世代に不平不満をぶつけまくる「うっせえわ」(作詞・作曲syudou) が大ヒット中。YouTube再生回数は1.5億を超え、もはや社会現象である。職場で「優等生」として振る舞う若者が、心の中では上司・先輩に怒りの炎を燃やす―。筆者の世代がまさに「うっせえわ」の標的だが、不思議なほど嫌な感じがしない。それどころか、簡潔で鋭敏な歌詞とアップテンポなメロディーが実に心地よい。普段は洋楽(クラシックロック)にしか聴く耳を持たないのに、この曲だけは何度も聴き返している。邦楽でこんなカッコイイ曲に出会えるとは、コロナ禍という干天の慈雨。職場だけでなく、政官財に批判の集中砲火を浴びせる作品を創ってほしいな。叫びたいのはオッサンも同じなんだよ。でもこんなウザイこと書くから、「うっせえわ」の標的になるわけだ。(N)